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組合長挨拶

組合長挨拶  - Greeting -

組合長挨拶

歯舞漁業協同組合 代表理事組合長 小倉啓一
代表理事組合長 小倉啓一

 本組合は、昭和24年8月1日の水産業協同組合法の施行に伴い、現在の歯舞漁業協同組合が設立され、令和元年度に記念すべき70周年を迎えることが出来ました。
 また、その前身である歯舞外五ケ村漁業組合は明治45年に設立されていることから、世紀を超える110年の歴史を刻んで参りました。

 更に、新たな歴史を刻むことになる、衛生管理型市場・新事務所・直販所・昆布加工場・防災棟の一体化施設が令和4年1月に完成。また、歯舞地区マリンビジョン構想に基づく、歯舞漁港を核とした地域振興、防災・減災対策を含めた国の直轄漁港漁場整備事業により、駐車場を完備した人工地盤施設を組合新施設に併設し、正に50年に一度の大事業と言えるべき施設の完成を迎えることが出来ましたことは、組合員をはじめ歴代役職員並びに関係各位のご支援ご協力の賜物であり、衷心より感謝申し上げる次第であります。

 さて、昨今の漁業情勢は、温暖化等による海洋環境の変化により、水産資源の減少は顕著に表れており、漁業経営の維持に苦難を強いられている状況にあります。また、令和3年9月に北海道の太平洋沿岸において赤潮が発生し、当地域のウニ漁業においても甚大な被害を受けております。

 一方、国内での水産物の消費については、未だ終息の見えない新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、外食産業をはじめとする需要が大幅に減少したことも相俟って、水産物の消費が低迷しております。

 国外に目を向けますと、令和4年2月24日にロシアがウクライナに対して軍事侵攻に踏み切ったことで、国際社会ではロシア側を強く非難し、欧米諸国や我が国日本もロシア側に対し様々な経済制裁を科している中で、日本経済に係る影響も非常に大きく、漁業を営んでいる我々としては、ロシアとの関係は重要な局面となっております。

 これら本組合の節目を迎えるにあたり、先人が幾多の苦難を乗り越え、培い、築き上げてこられました本組合の協同運動の歴史と伝統、更には実績に思いを致し、水産業の衰退に歯止めをかけるためにも、組合・組合員・浜が三位一体で堅牢な団結を図り、今後も安定した漁業経営を確立し、豊かな漁村を築くため渾身の努力を傾注する決意であります。

 

歯 舞 漁 業 協 同 組 合     
代表理事組合長  小倉 啓一

歯舞漁業協同組合 〒087-0192 北海道根室市歯舞4-132-2   個人情報保護について | お問い合わせ